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太極拳ってど〜よ!?

徒然エッセイ

サボリの理由と近況と今後の予定

投稿日:2018年5月7日

前回、最後の記事が3月7日だったので、まるまる2ヶ月サボってしまった。今回はその理由や近況、そして今後の予定について書く。

その前に、前月27日のことに触れておこう。
実はその日、このブログの記事を書こうとしてPCに向かって書きかけていたのだが、するとある人からメールが届いた。
これに関して近々2件ほど、過去記事の内容を一部変更する予定なのだが、今このやりとりを詳しく書くと変更前のその記事に誘導することになってしまうので、ひとまず伏せておく。
とにかくその日は、その人とのメールのやりとりで半日以上つぶれてしまったので、改めて翌日4月28日の晩から本記事を書き始めたのだが、途中でまとまらなくなり、また少し寝かせてしまった。

――で、話を戻して。
いつもなら、近況やちょっとした話題は、本文のまくらとして書いているのだけど、今回は割と量があるので、修行の続きとは内容を分けることにした。
修行の続きがしばらく滞っているが、近々書くので、常連の方々はもうしばらくお待ちいただきたい。

今回は武術とは関係の薄い話になるが、まったく関係が無いわけでもないので、読んでもらえると嬉しい。……まあ、興味ない人は流してもらっても構わないけれど。

以下、いつものように項目分けしながら書いていく。

サボっていた間のこと

まずはサボリの理由だが。2ヶ月もの間、何をしていたのかというと、ぶっちゃけ、ほぼ絵を描いていた。
以前、ペンタブレットに“ペーパーライクフィルム”を貼った話を書いたが、その後、替え芯を「ハードフェルト芯」というものに変えたら、かなり紙に近い感触になった。
それで絵を描くのが一気に楽になり、気分が乗って、ついつい絵ばかり描いてしまっていた――というわけだ。

また、某お絵描きSNSの中にある掲示板で、主に初心者の人に対して、意見やアドバイスをしていた。
デジ絵の世界では人に偉そうに言えるほどの腕前ではないが、それでも初心者になら、多少は何か言ってあげられる程度のものは持っている。
また、そういうやりとりを通じて、絵の描き方を再確認したり、刺激をもらったりしていて、一時はこれがなかなか楽しかった。
それから僕としては、コメントをする際、具体的に絵で示すこともあったので、そういう作業を通じて、ソフトの操作に慣れていこうとしていた面もあった。

けれどまあ、自分の絵の練習にせよ、人への意見・アドバイスにせよ、そればかりやっていてはキリが無い。
何かに没頭してしまいがちなのは、良く言えば集中力が高いとも言えるが、他がなおざりになってしまうという意味では、やはり良くない。
やりたいこと、やらなければいけないことは他にも色々あるので、ペース配分を考えながら、どれも少しずつ進めていくしか無いのに、
「あと少し、あと少し……」
と、思っているうちに、2ヶ月もサボってしまった。

デジ絵を始めてみたものの

デジ絵とは、改めて説明するまでもないだろうが「デジタルイラスト」を言い換えたもの。要はPCを使って絵を描くこと、またはそうやって描かれた絵のことだ。

僕がデジ絵を始めたのは2009年の終わり頃、今から8年半ほど前のことだ。当時は古いPCを使っていて、最初はマウスで描いていた。
ある日、たまたま見ていたファミリー向け……というか子供向けアニメのキャラを、ふと気が向いて紙に描いてみたのだが、簡単そうに見えたそのキャラがなかなか描けず、模写さえうまくできなくて、あまりにも下手になってしまっている自分に愕然としてしまった。
それがきっかけで、また少しずつ絵を描くようになった。

そのとき、某SNS内のそのアニメの掲示板で、アニメ絵をアップしている人が何人かいて、見ていて僕もデジ絵を描いてみたくなった。
まずは紙に描いてスキャンしたものを下絵にして、マウスでなぞって描いた。
マウスでどうやって描くのかというと、最初は『Photoshop』のベジェ曲線、しばらくして『ペイントツールSAI』(※以下、SAI)というペイントソフトの曲線ツールという機能を使って描いた。
そして、TVアニメでお馴染みの“アニメ塗り”という塗り方で塗っていたのだが、その塗りに関しても、曲線ツールで塗りたい範囲を囲ってからベタ塗りをするという面倒な手順だった。
だから、その頃は、ちょっとしたキャラの立ち絵一つ描くだけでも二週間くらいかかっていた。

それからしばらくして安物のペンタブを買ったのだが、マウスより格段にマシにはなったものの、ペンがツルツル滑り、自由に線を引くことができなくて、曲線ツールから卒業できず。
ペンタブになってからはマウスのときほど時間がかかるわけではなくなったが、それでも数日以上はかかってしまう。
そして、デジ絵のテクニックがなかなか理解できず、アニメ塗りからもなかなか脱却できなかった。
最初は絵を描くのが楽しかったのだが、一枚描く毎に時間がかかってしまうのがネックとなり、次第に描くペースが落ちていった。

またその頃、仕事がうまくいかなくなっていて金を稼ぐのが大変だったし、武術の稽古もあって、先生への謝礼を捻出するのにも苦労していたから、落ち着いてデジ絵のテクニック向上に勤しむことができず、キャラのバストアップや立ち絵以上の絵をゆっくり描く時間もない。
ペンタブで線画を描くのが苦痛だったこともあって、描いたり描かなかったりになり、その後は、年賀状の季節になったらちょっと描く、という状態になった。

機材やソフトに関する受難

デジ絵を始めてから、安物のペンタブを買う前後の時期に、PCも一度買い換えた。それまで使っていたPCがあまりにも古くなっていて、デジ絵を描くには厳しかったからだ。
とは言っても、買い換えたのは、そのときの予算の都合上、ビジネスソフトを使う分には支障がないという程度のもの。
SAIは非力なPCでも割とよく動いてくれるので、最初は、
「しばらくはこれでいいや」
と思えたのだが、しばらくするとこれにも不満を感じて行き詰まってしまった。

一番参ったのは、少し余裕があるときにイラスト・漫画制作ツールであるペイントソフト、現『CLIP STUDIO PAINT』(※以下、クリスタ)の前身である『コミックスタジオ』と『イラストスタジオ』を買ったときだ。
これがそのPCではまともに動作せず、まったくと言っていいほど使えなかった。しかも、メーカーがこれらのソフトを一新することにして、間もなく統合されてクリスタになった。
幸い無償アップグレードを受けられたが、当然それもPCの力不足で使えないから、せっかくのソフトもお蔵入り。その後何年も、クリスタは使えないままだった。

それからずっと、ソフトや機材が揃わないことで前に進めないジレンマがあったが、ペンタブが少し安くなっていたので、それだけでも描きやすいものに変えようと、4年くらい前に買い換えた。これが現在も使っているものだ。
(※ちなみに、前に筆圧段階を「1024」と書いてしまっていたが、これは間違いで、実は「2048」だった)

けれど、他のことに手を取られて落ち着いて描けないのは相変わらずだったし、デジ絵のテクニックもまだわからないことが多かったから、そうこうしているうちに、描こうとしても何も思い浮かばず『描きたいのに、描くのが苦痛』という状態に陥ってしまった。
そして前述のように、年賀状の季節になったら描いて、そのときだけ思い出したように数枚描くだけの状況が、何年も続いた。

2015年の暮れ頃になって、ようやくまともなPCを手に入れた。これが現在使っているPCだ。
だがせっかく高性能と言っていい範疇のPCを手に入れたのに、クリスタを使おうとしたら、ペンタブ関連のトラブルが頻発。
PCとの相性の問題なのか、ドライバを更新しても、描いている最中に筆圧が効かなくなることがままあって、相変わらず仕事に追われていたことや、スランプのままだったこともあって、また放置してしまった。
そしてそのまま2016年中も、ほとんど絵を描かず。

2017年の年賀状は今まで同様にSAIで描いたが(※このブログ上にもアップした)、自分では上手く描けたとはとても思えない出来。
大した腕前でもないのに「スランプ」というのもおこがましいのだが、まあ、不調という意味ではスランプには違いない。
何とかこれを脱したいと思っていたところ、ちょうど『けものフレンズ』というアニメが流行って、僕もちょっとハマッていたので、描いてみることにした。
少し手を慣らしたところで、再度クリスタに挑戦。
確かこのときにペンタブのドライバをまた更新して、その後は使えるようになったのだったと思う。
初めてクリスタで、まともに1枚描いてみた感想は、SAIと比べて不満に感じるところもあったが、それを遙かに凌駕する高機能なソフトで、
『これはもっと使えるようにならなければ!』
と、思った。
――が、クリスタは機能豊富な分、操作が覚えにくく、落ち着いて調べる時間も取れない。またしばらく触らないでいるうちにソフトの操作もすっかり忘れてしまった。
そんなこんなを繰り返してきたものだから、今年――2018年の年賀状(寒中見舞い)で、またもや苦戦してしまったのは、前にも書いた通りだ。

けれどいい加減、漫画にも手を付けたかったし、そのために今のPCを買った面も大なのだから、何とかこのスランプを脱したい。
このブログを含め、これから始めるブログでも、イラストを交えて書いていきたかったので、そんな思いもあって、とにかく思いつくことから手をつけようと、ふと知ったペーパーライクフィルムを貼ってみたのだ。

ペーパーライク自体は少し書き味が向上した程度だったが、それでも、これからまた改めてクリスタを覚えるための一歩として効果大だった。
そして、
『とにかく描こう、何度も描こう』
と、手を動かしているうち、ふと思い立って、他の替え芯を試してみた。
すると、“ハードフェルト芯”が、ドンピシャ!
それまでは替え芯を試してみても、結局は標準芯に慣れておく方が良さそうだという結論になって、標準芯に戻っていたのだが、この『ペーパーライク+ハードフェルト芯』は、劇的と言っていい書き味の変化だった。
たったこれだけのことなのに、それで一気に絵を描くのが楽になった。

フェルトという素材は、羊毛などの獣毛繊維が原料となっていて、油性マジックなどに使われている、あの湿ったペン先もそうだ。
ペンタブの替え芯の場合は当然インクを使わないから、乾燥していて、固く圧縮されている。但し、実際の紙に押しつけてみると、鉛筆やシャーペンよりは感触が柔らかい。
ペーパーライクを貼る前だと、それほど描きやすいとは思わなかったのだが、ペーパーライクと組み合わさることで飛躍的に書き味が向上した。

そしてようやくだが、改めてクリスタの操作を少しずつ覚え、毎日何か描いて手を動かした。手を動かすこと自体はスランプの間も多少はやっていたのだが、これほど集中的にやったのは何年ぶりだろうか……。
最初は、自分の技量の幅が狭いために苦しい思いをしながら描いて、描き上げる度に「ああすれば良かった、こうすれば良かった」と後悔していた。
そこはまあ、急には改善されないから、その後悔は無くならないのだが、それも含めて次第に楽しみながら描けるようになってきた。

今までの何年かは、初心者に毛が生えた程度のところをずっとウロウロしてきたのだが、今年になってようやくそこから進み始めた感じだ。
今年中にはデジ絵のテクニックを中級程度にはこなせるようになって、漫画制作機能も一通りは使えるようにしたいと思っている。

お絵描き某SNS

このSNSについては、たぶん大抵の人は想像がつくと思うし、以前は引っ越し前のブログからリンクを張っていたので、隠すほどのことではないのだが、ひとまず、チラ見程度にたまたま訪れた人には解りにくくしておくことにする。
まあ、そういう人も、見に行こうと思えば見に行けるだろう。

先にも書いたが、ブログをサボっていた間は、このSNSに絵を上げる以外に、SNS内の掲示板でも活動していた。
今年はようやくデジ絵に対して前向きになれたこともあって、お絵描き向上のためのやりとりをしている掲示板を見つけたので、参加してみることにしたのだ。
そこで添削を希望して絵をアップしてくる初心者の絵を見ることが、自分にとっても刺激になり、意見やアドバイスをするために絵を描くことがトレーニングになる面もあって、しばらくはその作業にハマッていた。

ただまあ、正直言えば、僕は掲示板のような場でのやりとりはあまり好きではない。
SNSの中ということや掲示板の主催者が管理者として存在することもあって、5ちゃんねる(旧・2ちゃんねる)ほどおかしな連中が幅を利かせられる余地は無く、丁寧な言葉のやりとりになっているところはいいのだが、内容的に見るとやはり、バカな人、おかしな人、考えの浅い人――が、多い。
そして大方、アクティブな人の中にこそ、そういう人は多いのだという気がする。
なので僕は、僕が意見できそうで、気が向けば、意見やアドバイスはするが、誰かと仲良くなることには積極的ではない。

添削やアドバイスを希望して絵をアップしてくる人の多くは「ありがとうございます。参考にさせてもらいます」というようなお礼を言って終わりで、建設的な話にはならないし、しばらくしてまたアップしてきても絵にほとんど変化がない。

指導をする側の人も、大抵は中途半端な画力だ。この点では僕も人のことは言えないが、少なくとも僕は、自分の力量で言える範囲の中で、その人がステップアップするためにどうすればいいかを考えて意見を書く。
けれど中には、意見や例示が「ン?」だったり、当人がどうすればいいかより自分の上手さを誇示しているようだったり、中途半端な知識で流れを読まずに横槍を入れて話をややこしくしたり、――等々の人がいる。

要するに、どっちの立場の人も、知識や力量に関わらず、きちんとした言行の人はあまりいないのだ。一見まともそうなことを書いていても、言葉をこねくり回して、もっと簡単に言えるだろうということを小難しく講釈たれる人もいて、そういう人のことは、
「現実には人とのコミュニケーションが上手くないタイプだろうな」
と、思えてしまう。
そんな人たちが横行しているのがネットの世界であり、また、気軽に、手軽に発言できる、SNSや掲示板のようなところには、そういう人が巣くいやすい面があるのだろう……。と、そんな解釈に行き着くのだ。

なので僕は、もちろん相手のことを考えてコメントしてはいるのだが、相手が手応えのある返事をくれるとか、僕のアドバイスを糧にきちんと上達を図る努力をしてくれるとか、そういったことには期待していない。目的は、あくまでも自分の練習のためなのである。
まあ、希望的観測としては、ROMの人の中に少しくらいはまともに参考にしてくれる人がいればいいなあ……と思うくらいだ。

まとめ

最初の方でも書いたように、掲示板の方は、刺激やトレーニングになるとは言っても、その比重が大きくなるのは良くない。自分の絵を描くべきだし、そのための研究やトレーニングに時間を割くべきだからだ。
そしてもちろん、このブログもそうだが、他にもやりかけのことが幾つもあるので、適度にバランスを取って一つ一つをこなしていかなければならない。
線画を描くときの煩わしさが軽減された喜びで、ちょっと調子に乗りすぎたが、そこはまた反省して、このブログも書いていくので、突然重病にかかったり死んでしまったりでもしない限り、最後まで書くということは明言しておこう。

このあとは、修行の続きを一つ書いて、冒頭で書いたメールのやりとりに関する過去記事の変更、そして、それに関する説明記事を書く予定だ。
これらはなるべく今月中に済ませたいと思っている。

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