発勁ネタついでに。。
以前、“2ちゃんねる”の過去ログを色々読んでいたとき、
「エレベーターの中で発勁の練習をするとコツが解りやすい」
という発言があったのを見た。
奇しくも僕もやったことがあったので、ちょっと笑ってしまった。
また、前にコメントをくれた人も、その人のブログで、ビルや学校の非常口にあるような重いドアに手を当てて突いてみる方法を書いていたことがあった。
もちろん、これもやったことがあった。
他にも、動かない固い壁に向かってやってみて、自分への反動を確かめたり、少し重いタンスや冷蔵庫にやってみて、どれくらい動くかとか。。
今でも何かそういうものを見ると、ちょっと拳を当ててみたりする。
(ビョ~キの世界か…(^_^;))
ちなみに“発勁”という言葉を安易に使うのは抵抗があるのだが、ここでは便宜上そのまま、もしくは混在で使うので、前後の脈絡から適当に意を感じ取ってもらいたい。
タイトルにしたのでもう少しエレベーター内でのことも書いておくけど、吊り下げられた箱の中の状態だし、壁面も固い材質でないことが多いので、ちょっと軽く突いてみると、エレベーター内の揺れで衝撃の具合が解りやすい。
(解りやすい気がするだけかも知れないが…)
但し、あまりきつくやるとエレベーターが止まってしまう恐れがあるし、最近は防犯カメラが付いているのでご注意…(笑)
…で、こういう発勁では、後ろ足の蹴り込みを、膝から跨(股)、腰から背中、肩から肘、そして拳へと伝え、その際、重心が流れないように前足の踏み締めも行う、というのが大体よくある説明ではないだろうか。
しかし、上記のようなことを試してみると、前後への重心移動というのはあまり使えないことに気がつく。
当たり前だが、壁に向かってやるときは、それ以上前に進めない。
だから、壁相手にやるときは反動がすべて自分に返ってくるので、どこに反動があるかを確かめる。
要は、その反動が特に感じられる部分の引き締めや固定が姿勢的にうまく出来ていれば、人間相手なら、戻ってくる反動をもらわずに弾き返して相手に伝えるられるというわけだ。
でも思うに。
人間の体を突くときや、顔をぶん殴るときの感触というのは、やっぱり違う。
上記のような方法で自分の内面と対話するように細々としたフォーム修正を行うのもいいが、もっと手っ取り早いのは、やはり何かを叩くことだと思う。
例えば巻き藁。
例えばサンドバッグ。。
こういうものを叩けば、自然とその反動を体が受け止め吸収する。
そして、反動に耐える姿勢が自然と出来てくるのだ。
拳を鍛えることに抵抗があれば、あるいは叩くことに不慣れであれば、とりあえずサポーターを巻くなり手袋をするなり、または格闘技用のグローブをはめるなりすればいいと思う。
ともかく、物を叩き慣れていないとイザというときに拳や手首を痛めることがある。
華奢な人は肘や肩さえ痛めるかも知れない。
また、前述のような発勁練習(?)も、しっかり物を叩くのと併せてやった方が効率がいいはずだ。
まぁ、当たるも発勁、当たらぬも発勁。。
っちゅ~か別に発勁という言葉で捉えない方がいいかも…!?(^^;