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徒然エッセイ

11/29の内藤×亀田戦

投稿日:2009年12月5日

以前、内藤×亀田(大毅)やその後の亀田家に関する記事を書いたので、一応触れておこう。
実は、某所の日記にも書いたのだが、改めて整理してここにもアップしておく。

残念ながら試合結果は予想通りだった。
残念というのは、内藤を特別贔屓にしていたからではないのだが、やはりいい歳こいたおっさんである僕からすれば、一度くらいは兄の興毅も退けて欲しかった。
また、その方がドラマチックではないか。(そうでもない?(笑))

まーしかし…。内藤も歳だ。。

弟の大毅に勝ったときなら、興毅とやっていても、その時点でなら内藤勝利だったと思うけど、あれからずいぶん時が経っている。
興毅も成長しているし、内藤戦には万全の対策を立ててきているはず。
僕的には、内藤は年齢的に大毅のあと2回くらい防衛できれば上出来だと思っていたから、結果5度(?)の防衛は、すでに充分すぎるくらい立派だ。

興毅との試合が決まった頃、一時よく行っていたお好み焼き屋(と言うより飲み屋?)で、
「どっちが勝つと思う?」
と、客やマスターに聞かれて、
「う~ん。亀田じゃない?」
と答えた。
場に居た人たちは皆一様に、まだ内藤の方が強いだろうと言っていたのだけど、僕は内藤の年齢やスタミナを考えて、そろそろやばいと思っていた。
それと、
確か、前回の防衛戦、パッとしない判定勝利で、内藤自身も試合終了時に、
「しょっぱい試合をしてしまってすみません」
とリング上から謝っていたが、たまたまその試合を途中から見ていて、もうそろそろチャンピオンベルトの維持はアブナイかもなぁ…と思っていた。
気持ちはおっさん側の内藤に勝って欲しいのだが、客観的に見ると難しそうだった。

…で、11月29日の試合。

内藤は序盤から飛ばしていたけど、少し固く、焦っているようにも見えた。
好意的に見れば、観客へのサービス精神から(前述の防衛戦とも関連して)、どちらかがKOになるような完全決着を見せたかったのかも知れない。
興毅は、昔のようにあまり足の動かないクラウチングスタイルではなく、よく動いていたし、冷静で、ノーモーションからのパンチや、的確なカウンターを当てていて、なかなか貫録のある試合運びだった。
内藤の方がまるでチャレンジャーのように見えた。
「勝っても負けても引退試合のつもりなのか?」
とさえ思った。
そして、序盤からあれだけ飛ばしていて、大振りパンチを幾つも空振りし、いいパンチももらいながら、最終まで持ち堪えたスタミナは、当初の僕の心配を余所に大したものだった。
冷静にアウトボクシングしていたらベルトを維持できたかも知れないのに、一生懸命、前に出続けた姿は評価したい。
まぁ、少なくとも「しょっぱいボクシング」にはならなかった。

一方、亀田は、負けられない気持ちでいっぱいだったと思うが、チャレンジャーが慎重であるのは不利になるはず。
王者としては、そういうところに付け入ることもできたのに、亀田家との因縁からも、真っ向殴り合うことが内藤なりの男の見せ方だったのかも知れない。
…これまた好意的に解釈すれば、だが。。(^_^;)

それに対して興毅は、勝ちに徹して自分のボクシングを通したので、仮に内藤がそういう気持ちだったとして、通じていたかどうかは「?」だ。

それでも興毅は、2~3年前に比べてずいぶん成長した。
ただ今回、貫録を感じさせつつも、内藤に応じなかった点では、ある意味興毅の方がしょっぱいボクシングだったと言うことも出来そうだ。
だって元々は確か、インファイトやKOがボクシングの醍醐味だというようなことを、家族ぐるみで語っていたわけだし(?)。。
今後はコンパクトに纏まってしまわずに、もう一皮剥けて欲しいところ。。

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